動画から画像を切り出す方法|Windows/Mac対応の無料ツールまとめ

動画

はじめに:なぜ動画から画像を切り出すのか?

動画は膨大なフレームで構成されています。そこから「1枚の決定的瞬間」を切り出すことで、

  • サムネイル作成
  • 資料や教材用の静止画化
  • 証拠や記録として保存
  • SNS投稿の補足素材

など、多彩な活用が可能になります。

しかし「どうやって切り出せばいいの?」と悩む人も多いはず。
この記事では、Windows / Mac両対応の無料ツール を中心に、動画から画像を切り出す方法を徹底解説します。


1. 動画から画像を切り出す仕組み

動画は「フレーム」と呼ばれる静止画の集合体です。

  • 1秒あたり30フレーム(30fps)なら、30枚の画像が連続して流れているイメージ。
  • 切り出しはこのフレームの1枚を取り出す作業にあたります。

👉 重要なのは「正確に欲しいフレームを選べるか」。ツールによって操作性や精度が異なります。

  1. VLC Media Player
    ・世界的に利用される無料動画プレイヤー。主要な動画フォーマットに対応し、フレーム単位で停止して画像保存が可能。
    公式サイト:https://www.videolan.org/
    主な手順:
    • 動画を開く
    • 必要なフレームで一時停止
    • メニュー「ビデオ」→「スナップショット」で画像保存
  2. Shotcut
    ・無料の動画編集ソフト。タイムライン上で好きなフレームを静止画として出力でき、簡易編集にも対応。複数の画像を効率的に切り出すことが可能。
    公式サイト: https://shotcut.org/

例コマンド

ffmpeg -i input.mp4 -ss 00:01:23 -vframes 1 output.png

2-4. Windows標準「フォト」アプリ

  • 動画を再生 → 一時停止 → スクリーンショットで切り出し
  • 高度な機能はないが手軽
  1. QuickTime Player
    ・Mac標準の動画プレイヤー。好きなフレームで一時停止し、「スクリーンショット」で簡単に画像として切り出せます。
    公式サイト: Apple公式サポート
  2. iMovie
    ・Apple公式の無料動画編集ソフト。タイムラインで必要なフレームを静止画として書き出せて、編集も自由自在。
    公式サイト: https://www.apple.com/jp/imovie/
  3. VLC Media Player(Mac版)
    ・Windows同様Macでも使える高機能動画プレイヤー。フレーム停止→スナップショット保存の定番。無料&クロスプラットフォームが魅力。
    公式サイト: https://www.videolan.org/
  4. FFmpeg(Mac版)
    ・コマンドラインで静止画を高精度抽出できるプロ仕様ツール。Macでも無料で利用可能。
    公式サイト: https://ffmpeg.org/

ブラウザで使える無料サービス

  • Kapwing
    ・オンライン動画編集サービス。動画の切り出しから画像保存までブラウザだけで完結。
    公式サイト: https://www.kapwing.com/
  • Canva
    ・スクリーンショット感覚で画像保存可。動画の加工や静止画出力にも便利。
    公式サイト: https://www.canva.com/
  • Clideo
    ・アップロードした動画からフレーム抽出できるサービス。手軽だがプライバシー注意。
    公式サイト: https://clideo.com/

※アップロード型サービスはプライバシー注意。個人情報含む動画には不向き。

5. 高精度に切り出すためのコツ

  1. フレーム精度の高いソフトを使う(VLC、FFmpegなど)
  2. 解像度を落とさない設定で保存
  3. 連番保存で効率化(例:動画を5秒ごとに1枚保存)
  4. サムネイル用途なら構図を意識
    • 顔が中央にある
    • テキストを入れやすいスペースを確保

6. 無料ツールと有料ソフトの違い

無料ツールのメリット

  • 無料で始められる
  • 基本的な切り出しは十分可能

有料ソフトのメリット

  • 高度な一括処理(動画全体を静止画化)
  • カラー補正・ノイズ処理も同時に可能
  • プロの現場で利用される品質

7. よくあるトラブルと解決法

  • 画質が荒い → 高解像度動画を使う/設定を「オリジナル品質」にする
  • 音ズレや処理落ち → FFmpegを利用する
  • 欲しいフレームで止められない → VLCの「フレームごと進む」機能を活用

まとめ

動画から画像を切り出すのは、意外にシンプルな作業です。
WindowsならVLC・Shotcut、MacならQuickTime・iMovie が無料で使いやすく、精度を求めるなら FFmpeg が最強です。

まずは無料ツールで試し、必要に応じて有料ソフトにステップアップすればOKです。


Q & A

Q1. 無料ツールでも高画質で切り出せますか?
→ はい。VLCやFFmpegを使えばオリジナル品質で保存可能です。

Q2. 連続で画像を保存したい場合は?
→ FFmpegを使えば「1秒ごとに保存」など自動化できます。

Q3. MacとWindowsでおすすめは違いますか?
→ MacならQuickTimeやiMovie、WindowsならVLCやShotcutが簡単です。

Q4. サムネイル用途ならどのツールがベスト?
→ 簡単さ重視ならVLC、デザイン性重視ならCanvaに組み合わせるのがおすすめです。

おすすめの記事

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました